ゼファーが誇る風力発電機「エアドルフィン」。それは世界最先端の小形風力発電機開発という大きな使命を担い、2002年に立ち上げられた産学官共同研究 「プロジェクトZ」から誕生しました。
独立行政法人産業技術総合研究所、東京大学、東レ、日立金属、NTN、横河電機をはじめ日本の産業界、研究機関、 官公庁を代表するメンバーが参画し開発が行われました。当社では、発電機の開発・製造を担当いたしました。
プロジェクト-Z メンバー(2002年時点)
- 東レ株式会社 (ブレードの成形を担当)
- 日立金属株式会社 (ネオマックスカンパニー、マグネットを担当)
- ユニテック株式会社 (発電機を担当)
- 横河電機株式会社 (通信系、メンテナンスを担当)
- NTN株式会社 (ベアリングなど回転部を担当)
- 株式会社モリ山技研 (外装筐体を担当)
- 有限会社青梅電子 (電子回路基板を担当)
- 日東化工株式会社 (振動吸収素材を担当)
- 岩崎電気株式会社 (街路灯など利用開発を担当)
- 独立行政法人産業技術総合研究所 (ブレードの基本設計・実装試験を担当)
- 国立大学法人東京大学 (ブレードの解析・基本設計を担当)
お客様が抱えていた課題
それまで輸入していた米国製の小形風力発電機は、発電効率の悪いモーターだったため、発電効率85~90%という高難易度の目標値を大きく下回っていました。
具体的な成果
大手企業が当発電機の開発を手掛け2年近く費やしても到達できなかった、発電効率85%以上をわずか半年ほどで当社が実現することができました。