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モータ制御に欠かせないエンコーダとは
エンコーダは、位置、速度、方向などの運動パラメータを電気信号に変換するセンサーです。モータ制御において非常に重要な役割を果たす部品です。
エンコーダは、回転運動や直線運動の精密な監視を必要とするCNCマシンやロボティクスといった分野で多く使用されます。
ユニテックならお客様のご希望のエンコーダを搭載することが可能です!また、ほぼ全てのラインナップ(23モデル除く)でエンコーダの搭載が可能です。
サーボモータとはなにか
エンコーダを搭載したモータは一般的に「サーボモータ」として区分され、正確な位置制御を可能にします。エンコーダはモータの回転位置をリアルタイムで検出し、制御システムはこの情報を使用してモータを正確な位置、速度、または加速度に制御します。この高精度なフィードバック機能により、ロボティクスや精密機械など、厳しい位置精度が求められるアプリケーションに不可欠です。
本記事で紹介するサーボモータとは、ローターの慣性モーメントを低減し、応答性を最大限に高めた設計のモータを指します。これは、ロボットなど機敏な動作が求められる用途に特に適しています。
さらに、エンコーダを装備することで、通常のモータとは異なり、回転数を精密に制御できるようになります。また、サーボドライバ(サーボアンプ)を使用してシステムを構築することにより、この組み合わせを「サーボシステム」として活用することができます。
ユニテックのサーボモータとは
ユニテックでは過去に特化したサーボ機能を持つモータの製造を行っていましたが、現在は独自に「簡易サーボモータ」と称する製品を主に提案しています。この簡易サーボモータは、通常のDCモータにエンコーダを取り付けたものです。これにより、一見動作が鈍いかのように思われがちですが、一般的な産業機器や大型AGV(自動搬送車)などの用途においては、十分な応答性を提供します。そのため、性能が劣っているわけではなく、以下のような用途に最適化されたものとなります。
・サーボモータを導入したいがそこまで高性能は求めていない
・そこまで機敏な動きは必要としていないけど、動きを制御したい
・フランジ形状や軸形状を自由に変更したい
ユニテックのエンコーダ標準仕様は、「インクリメンタル方式のTTL互換出力」ですが、カスタマイズが一つの特徴として、様々なメーカーのエンコーダへの対応が可能です。インクリメンタル方式を主に扱いつつ、必要に応じてアブソリュート方式の選択も可能であり、出力方式としては電圧出力、ラインドライバ、オープンコレクタ出力などが選べます。
解像度に関しては、ユニテック標準で500パルスまたは1,000パルスを選択でき、他社製ユニットの使用により、より幅広い範囲から選択することができます。
ユニテックで選択可能なエンコーダメーカー様(五十音順)
モータサイズに等により搭載可否はございますが、搭載実績があるメーカー様を2社ご紹介させて頂きます。下記のメーカー以外のエンコーダメーカーでもご指定があれば検討が可能ですので、是非ご相談ください。
マイクロテック・ラボラトリー株式会社(以下、MTL)
MTLのエンコーダは小型、中空大口径、高分解能がストロングポイントとなります。スペースや部品点数に課題を持っていたり、取り付け誤差を排除して計測・制御を行いたい方向けに3000種類以上のラインナップをご用意しております。また、国内メーカだからこそのフレキシブルな対応が可能となっております。
ネミコン株式会社
インクリメンタルエンコーダは豊富な種類を取り揃え、小型高解像度化を進めており、多種多様なご要望に対応しております。現在バッテリーレスアブソリュートエンコーダラインナップ強化に力を入れております。詳しくはホームページをご覧ください。
エンコーダ付きDC(BL)モータもユニテックにお任せ下さい
ユニテックでは、簡易サーボモータと称する、エンコーダ付きのDCモータを小ロットから開発・製造に対応しております。以下のお悩みをお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。
・サーボモータを導入したいがそこまで高性能は求めていない
・そこまで機敏な動きは必要としていないけど、動きを制御したい
・フランジ形状や軸形状を自由に変更したい
ご相談は当サイトのコンタクトフォームよりお気軽にご連絡ください。